こんな症状はありませんか?
閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSAS)とは、肥満・あごが小さいなどが原因で、鼻からのどに掛けて空気の通り道が狭くなり、イビキや無呼吸・低呼吸が発生し様々な症状をきたす病気のことです。
※以下、無呼吸症候群とします。
昼間
- 起床時に頭痛がする
- 運転中や会議中などに強い眠気を感じる
- 全身に倦怠感がある
- 集中力が低下する
- 胸焼けがする
夜間
- はげしいイビキをかく
- 睡眠中に呼吸が止まる
- 何度も目が覚める
- 何度もトイレに行きたくなる
- 寝汗をかく
上記内容にひとつでも当てはまれば無呼吸症候群かもしれません
無呼吸症候群はさまざまな合併症を引き起こします
無呼吸症候群によって合併症が引き起こされる割合は、健常者に比べ、高血圧は1.37倍、夜間突然死は2.61倍、脳卒中・脳梗塞は3.3倍にもなります。
早期発見で、合併症を予防しましょう。
ご自宅で簡単検査・睡眠評価装置を貸し出しいたします
携帯型睡眠評価装置を使用することで、無呼吸症候群はご自宅で簡単に検査できます。脈拍、 いびき、体位、睡眠の質(REM睡眠・浅睡眠・深睡眠)などを測定します。
マウスピース療法(スリープスプリント)保健適用有り
マウスピースを装着することで、下あごが前方に固定され、舌も前へ引っ張られます。咽頭部が広がり空気が通るようになるため、無呼吸状態になりにくく、いびきもかきにくくなります。手術の必要が無く、口に装着するだけで治療が可能です。
特に有効な症例
- 肥満によって気道が圧迫されている
- 加齢によって顎や舌が沈下している
- 無意識に口呼吸をしてしまう
- 下あごが小さい
コンパクトで旅行等にも持ち運べる
外科手術や他の治療に比べ簡単
口に装着するだけ
いびきをかかない
合併症が無く簡単にできる治療方法であり、比較的軽い症状(軽度~中度)に用います。保健が適用できますが、医療機関の診断や診断書が必要になります。
治療の流れ(保健適用の場合)
STEP1.口腔内の検査
マウスピース療法に適した症状か判断するため、口腔内を検査いたします。
入れ歯(残存歯数20本未満)の方や鼻の通りがいつも悪い方、またはあごや歯の成長が終了していないお子様には適していません。
STEP2.マウスピースの型どり
OSASの確定診断が可能な医科の医療機関からの診断書を元に型どりします。歯やあごの形状に合ったオーダーメイドのマウスガードを作成し、装着時の違和感を最小限に抑えます。
STEP3.マウスピース装着
装着感をチェックしながら形を整え、試用していただきます。
STEP4.マウスピース調節
自覚症状や装置の状態などを確認しながら、定期的に診察・調整いたします。
CPAP療法(持続陽圧呼吸療法)
CPAP療法とは鼻マスクを装着し上気道に常に陽圧を加え、睡眠中の閉塞部位を押し広げる治療器です。最も合併症が少なく有効な閉塞性無呼吸の療法で、重度の症状の場合、CPAP療法が有効です。
CPAP療法が必要と考えられる場合は、専門外来・専門施設のある医療機関をご紹介いたします