自分の歯を長持ちさせるPMTC
PMTCとは、歯科医師・歯科衛生士などの専門家により、さまざまな器具をフッ素化物入りペーストを用いて、歯をクリーニングすることです。
ご自身では、掃除しにくい歯ぐきの境目や奥歯の裏側の歯垢も除去できるので、虫歯や歯周病の予防になります。歯の表面についた茶渋やタバコのヤニなどの着色成分も除去します。
自分では取りきれない歯垢も取れて、虫歯予防!
歯に着色した茶渋やタバコのヤニもとれて、 ツルツルで気持ちいい!
痛くなくて気持ちいい!
歯のクリーニング専用に開発された特殊なブラシや、ゴムのカップなどを使うので、痛くありません。PMTCの特徴は爽快感と快適さにあります。
3~4ヶ月に1回はPMTCを行うようにしましょう。
ご自身による歯磨きは何といっても、プラークコントロールの基本です。ご自身で磨けるところは、頑張って磨きましょう。
歯磨きの方法などについてはご指導します。ご不明な点はお気軽にお尋ねください。
お家でのお手入れとPMTCを行うことで、
次の定期クリーニングの日まで菌のバランス状態を良好に保つことができます。
歯のトラブルを防ぐ定期検診
日本では、歯医者は治療には通うところで 「定期検診に通う」という習慣があまり浸透していません。3ヶ月~5ヶ月に一度、歯医者で定期検診を受けていると治療する程にいたる事なく健康なお口でご自身の歯を保つ事が可能になるのです。
スウェーデンでは、80歳で平均で20本の歯が残っているそうです。アメリカやオーストラリアでもここ数年、20本程度まで残っているのです。
では、日本ではどうでしょう?
日本では、なんと80歳で8・9本しか残っていないのです。
この違いは、予防への意識の違いが影響を与えています。
定期検診を受ける為に歯医者に通うほかの国と、治療を受ける為に歯医者に通う日本。だからなのです。
一度治療を受けると、将来さまざまな問題が起こる可能性があるわけですし、治療後もトラブルがあるまで歯医者に通うこともなければ予防は難しくなります。
定期検診で行う事
虫歯・歯周病のチェック
ブラッシングの確認・指導
歯石・歯垢の除去
フッ素やMIペーストの塗布
歯科医・歯科衛生士による「PMTC」
治療が終わるとお口の機能が回復しますが、その状態をより長く維持していきたいものです。
神経を抜いた歯や人工歯は自覚症状のないままトラブルが推移します。
部分入れ歯やブリッジなどで治療した歯もまわりの歯がトラブルをおこしてしまうと台無しになってしまいます。
虫歯や歯周病は感染症ですので、日々のご自身のケアと定期的に歯科の検診を受けトラブルを防いで治療を長持ちさせていきましょう。そうする事が歯の寿命が延びることにつながるのです。
繰り返される治療の連鎖を絶って、ご自身の歯をより長く健康で持ちつづけたいものです。